自転車で傘さしは違反?東京での罰金は?傘を固定するならOK?
雨の日に、傘をさして自転車に乗っている人を見かけることありませんか?
自転車は便利な乗り物ですし、雨の日でも乗りたい気持ちはわかりますが、傘をさしたまま乗るのは本当に危ないですよね。
しかもこの行為、ただ危ないだけではなく、違反行為で罰金まであるってこと、ご存知でしたか?
自転車で傘さしは違反?【東京編】
東京は交通渋滞も多いですが、自転車なら交通渋滞をあまり気にすることなくスイスイ移動できて便利ですよね!
でも自転車も「車のなかま」なので色々とルールがあります。
例えば、
・自動車同様、原則は車道を走り、左側通行
・自転車でも飲酒運転禁止
・交差点などで見かける「一時停止」の標識を守る
など、自動車運転のときと同じように決まり事があります。
たしかに自転車で重大な事故になることもあるので、こういうルールを守ることは大切ですよね。
とは言え、やっぱり小さい頃から乗っている自転車だと「慣れ」からルールをおざなりにしがちです。
その代表例が、雨が降っている日にやってしまう「傘を差しながらの運転」。
近所に買い物や通勤・通学など、日常的に自転車を乗っている人ほどやってしまうんですよね。
でもこの行為、違反なんです。
「道路交通法第71条」に規定があったり、「東京都道路交通規則第8条第1項第3号」に「傘を差し、物を担ぎ、物を持つ等視野を妨げ、又は安定を失うおそれのある方法で、大型自動二輪車、普通自動二輪車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと。」とちゃんと明記されていたりします。
もちろん違反行為なのでやってはいけないんですけど、そもそも片手で運転して、しかも雨が降っているのでとても危険です。
雨の日は傘を差さずにレインウェアを着ましょう!
※雨の日の通勤・通学のレインウェアについては、コチラの記事をどうぞ
自転車で傘さし違反の罰金は?【東京編】
「違反なのはわかったけど、注意だけでしょ」と思っていたら違うんですね。
自転車に乗りながら傘を差していたら、5万円以下の罰金が科せられます。
警視庁が気合入れて注意喚起しようとしているのか、警視庁のホームページを見ていると、そんな情報がバンバン出てきますw
実際、警察の人員の問題もあるせいか、そこまで取り締まりを強化しているようにも見えないですが、ぜひ頑張ってもらいたいものですね!
隣接県はそんな情報さえ出てこないことが気になります・・・。
だれも被害者や加害者になってほしくないので、全国的にもっと注意喚起してほしいものです!
自転車に傘を固定するのはOK?
自転車で傘を差す行為が禁止なのはわかっていただけたと思いますが、「じゃあ、傘を持たないで差すことは?」となると話は別です。
100均とかでも売っている「傘を自転車に固定する道具」はどうなのか、ですよね。
これも東京都の条例で決まっていて、「積載装置から0.3メートルをこえないこと」となっています。
つまり、「固定する道具に傘を取り付けたとき、半径30センチをこえたらダメだよ」ってことです。
「ハァッ(゚Д゚;)」ですよねw
そんな小さい傘じゃ雨はしのげません!
しかもその傘が運転操作の妨げになっていたら、これも5万円以下の罰金です。
こうなると、もはや設置するメリットがありません・・・。
なので、結論としては「規定の範囲内で傘を固定することはできるけれど、する意味がない」ってことですねw
まとめ
これからの季節、雨も多くなってきますが、自転車を乗るときは傘は絶対差さないようにしましょう!
どうしても乗らないといけないときはレインウェアを着てくださいね!
※通勤・通学のレインウェアについてはコチラをご覧ください